短大情報

学長挨拶

地域全体をキャンパスに,仲間とともに高め合う学生時代を

 倉敷市立短期大学は、保育学科と服飾美術学科の2学科の上に、大学改革支援・学位授与機構認定の専攻科を備えた公立短期大学です。地域の方々からは、「倉短(くらたん)」や「市短(いちたん)」の愛称で親しまれています。全国の公立短大の中で、4年制大学卒業に相当する学位を取得できる専攻科を持つものは2校しかなく、本学がその1つです。小規模校ですので学生1人ひとりを大切に受け入れ、開学以来の伝統であるていねいな教育・支援のもと、卒業後も自ら学び続ける力をもった保育と服飾美術のプロフェッショナルを養成しています。
 倉敷市は「子育てするなら倉敷で」と言われるまちづくりを進めており、保育・子育て支援が充実したところです。本学キャンパス内にも「くららっこ」という愛称で親しまれている子育て広場があり、小さな子どもたちやご家族の姿をキャンパス内で日常的にお見かけします。そして、ここ倉敷市児島地区は、国産ジーンズ発祥の地であり、学生服や畳べり、帆布など様々な児島ブランドでも名高い、日本有数の繊維のまちです。本学の教育・研究は、こうした地域の特性にしっかりと根ざしています。学生の皆さんには、学内での学修や課外活動に励むのはもちろんのこと、まちに出て、在学中に地域のさまざまな魅力にもたっぷりと触れてほしいと思います。保育と服飾美術のいずれの専門領域においても特色あるこの地域全体をキャンパスに、この場所でしか出会えない人に会い、この地に育った技術や知識に触れ、多様なものの見方や考え方を吸収することによって、皆さんの2年間の学びをより創造的で実践的なものに仕上げてください。
 学生時代の最も素晴らしい経験のひとつは、共に学び、高め合える仲間との出会いでしょう。他者との良い関係は自分自身を信じる力、失敗しても立ち直る力の源です。さまざまな人とよい関係を築く力、協働して課題に取り組む力は、いわゆる人間力や社会人基礎力と呼ばれるものの1つで、他にもリーダーシップやコミュニケーション能力、問題解決能力、批判的思考力などがあります。これらはいずれも、特定の専門分野に関係なく、全ての人に役立つ汎用的な能力です。今後の社会は大きく変化していくと予想されることから、いつでも、どんな状況でも通用する汎用的能力を養うことが、若い皆さんには特に大切です。大学は高度な専門知識や技術を身につける場であると同時に、人としての成長の場でもあります。地域全体をキャンパスに、学内外で存分に学び、仲間とともに互いを高めていってください。
倉敷市立短期大学は2018年に創設50周年の節目を迎え、新たなステージへの一歩を踏み出しました。若いエネルギーと柔軟な発想によって、大学に新風を吹き込んでくれるみなさんを心より歓迎します。

倉敷市立短期大学学長 安達励人

 

PROFILE

ホリンズ大学大学院修士課程(M.A.)、岡山大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。専門は英米文化・翻訳学。美作女子大学(現 美作大学)短期大学部助手・講師から、平成10年倉敷市立短期大学に講師として着任。その後、倉敷市立短期大学准教授、ホリンズ大学客員研究員(文部科学省在外研究員)を経て、平成22年より倉敷市立短期大学および同専攻科教授。公益財団法人大学基準協会短期大学評価委員、岡山県保育士養成協議会理事・事務局長、倉敷市男女共同参画審議会会長を歴任。子どもたちの「心のグローバル化」を支援するために、保育・幼児教育現場での国際理解活動にも取り組んでいる。平成30年倉敷市立短期大学学長に就任。

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