山陽新聞digital 倉敷市立短大(同市児島稗田町)の学生らが、28日に岡山市で開かれるシャンソンの祭典「岡山パリ祭2023」で出演者が着用するデニムのドレスを製作した。実行委員長の歌手あみさん(総社市出身)らが地場産業のPRにもつなげたいと依頼し、服飾を学ぶ産地の短大生との連携が実現した。 ドレスを手がけたのは、専攻科服飾美術専攻1年の熊谷美羽さん(21)と松永愛莉さん(21)、服飾美術学科の武永佳奈専任講師。光沢加工などを施した生地を使い、体のラインがきれいに見えるタイトなシルエットや、フリルとタックを多用した装飾性の高いタイプなど6着を用意した。 ドレスはあみさんら岡山ゆかりの歌手6人が、舞台衣装として着用。9月22日、あみさんが、出演者のシャンソン歌手大滝善子さん=倉敷市在住=と短大を訪れて試着し「イメージ通りのドレス。舞台映えする」と喜んでいた。 学生らは6月に出演者の採寸を行い、オンラインでデザインの希望を聞きながら約3カ月でドレスを完成させた。「気に入ってもらえてうれしい」と熊谷さんら。本番も衣装替えを手伝い、ステージを支える。 パリ祭はルネスホール(岡山市北区内山下)が会場で、入場料5500円(フードチケット付き)。岡山市出身の中西圭三さんや高梁市出身のLugz(ラグズ)&Jera(ジェラ)さんらをゲストに迎える。問い合わせは実行委(090―8819―7346)。 (2023年10月18日 10時26分 更新)