ライフプロダクト演習Ⅰ
人の生活を考え、ものをつくる・デザインする。
プロダクト(生産品)は、わたしたちの生活を形成しているものです。石器や土器、木・金属・ガラス・布製品、衣服など、日値はこれまで様々なものを作ってきました。人にとって便利で快適な生活のためだけでなく、神や自然に捧げるために生み出されたものもあります。この授業では、人の生活について考えながら、デザインや表現としてのかたちにすることを試みます。依頼内容に基づいてデザインすることにも取り組みます。

授業では「繊維的なものを(基点に)デザインする」がテーマとして設定されています。そこで私は「人と繋がること」も繊維的なものではないかと考えました。普段自分が利用しているSNSあるいは日常的な他者との会話などの「繋がり」に着目し、人から直接受け取った石を通じて「人との関係」をデザインしました。「繊維的なもの」といっても、余った布や猫の毛、食物繊維を扱って制作している人もいて、それぞれの生活の中での問題や着眼点の違いを感じることができます。