テキスタイルデザインゼミ
テキスタイルデザインは布や繊維素材をデザインする領域です。繊維は生活の中に多く存在しています。人とともに過ごす機会の多い素材なのです。古くは天然繊維と人との関係から現在のテクノロジーとの融合まで多様な発展をしてきました。これからのフィールドからテキスタイルを学ぶと同時に生活、文化、芸術、人などが関わるデザイン、アートを追求します。専攻科では本科で実践した表現研究をもとにさらに学術的な視点を加味したものづくり、調査研究を遂行します。
木下 まい子
〈2022年度入学〉香川県立坂出高等学校出身
テキスタイルデザインゼミでは、主に布や繊維を扱っています。例えば糸を染めて手織機で織物を制作したり、デザインを考え布に染めたりと、様々な体験をしてきました。現在私は、襟の有無や形によって印象がどのように変化するかについて研究しています。襟の成り立ちや種類を調査したり、アンケート調査を行ったりしています。昔から関心のある服やデザインにも関わる研究なので、楽しみながら進められています。
マーケティングゼミ
当専攻科マーケティングゼミでは、本科ゼミでターゲットとして組織のマーケティング戦略に関する研究の深化発展を図ります。1年次では主として本科時代の研究内容の見直し、必要ならテーマ換えを行い、今後の研究計画の立案、先行技術調査の追加、予備的なアンケートおよびインタビュー調査等を実施します。2年次ではそれらの結果を踏まえ、学士論文作成を念頭に本格調査研究を実施し、学士に相応しい能力獲得を目指します。
佐原 志歩
〈2022年度入学〉岡山県立総社南高等学校出身
マーケティングゼミでは、普段の生活で自身が興味を持つマーケティングに関する事象を研究対象としています。私は現在、コロナ禍での日本における韓国化粧品業界のマーケティング戦略に関して研究しています。コロナ禍で化粧品の需要が下がっているにもかかわらず、日本において韓国化粧品の売上が伸びている理由を明らかにするため、官庁が発行しているデータの分析、文献調査やアンケート調査などをしています。
空間デザインゼミ
立体系および空間系デザインに係る作品制作と論文作成に取り組んでいます。最近取り扱ったテーマだけでも‘‘野外彫刻物‘‘ ‘‘古民家リフォーム‘‘ ‘‘岡山県内お花畑の色彩分析‘‘と多岐にわたっています。本科にも増して、多角的に検討することが必要になりますが、分野を跨ぐ学修は、発想のヒントを蓄え、自ら計画(デザイン)の実現となります。興味からスタートとする研究と作品制作は、楽しく、学生にとってかけがいのない経験となるでしょう。
平田 千尋
〈2021年度入学〉岡山市立岡山後楽館高等学校出身
空間デザインゼミでは、グラフィックデザイン、建築、彫刻など学生によって多様なテーマを扱っています。自分とは違うテーマの研究内容を聞くことで刺激をもらうことができます。私は岡山県と鳥取県の花畑を色彩の観点で比較する研究をしています。花畑を訪れて写真を撮ったり、地域の人の話を聞いたりと現地調査を大切にしています。色彩分析の作業では、パソコンを使うことが多いので、Photoshopやillustratorなどのスキルが身につきます。
ファッション感性工学ゼミ
外観上どんなにに美しいものでも、生体に負担がかかりすぎれば良いモノとは言えません。ファッション感性工業ゼミでは、衣服などのモノが生理的・心理的に及ぼす影響を客観的に把握するために「感性を科学する」ことをモットーとし、得られた結果を積極的に利用し、人の立場から見た「ヒトや環境に優しいモノづくり」の企画・提案を目指しています。アパレル業界との産学共同研究開発も多く行っており、製品や商品の企画にも携わっています。
本原 将悟
〈2020年度入学〉岡山県立岡山大安寺中等教育学校出身
ファッション感性工学ゼミでは主として身体と衣服の関係性を追求し機能性や快適性の向上を目的とした研究を行っています。私がこのゼミを選んだ理由は,授業などで生理的実験に関して興味を持ったからです。現在私は詰襟学生服に関して研究しています。着心地や着ていて疲れないようにするにはどのようなことができるのかを考え,衣服圧の測定や,高校生に対してアンケート調査などを行いました。長時間着用する制服をどのようにすれば現段階よりも快適にできるかを検討し実験を行ったりしています。
ファッションデザインゼミ
ファッションデザインゼミでは自分の興味や関心を基に、まずリサーチやムードボードの制作を行い、コンセプトの立案をします。そしてコンセプトにあったデザイン画や服飾作品の制作を行います。自分の思い描くイメージにあったコンセプチュアルなファッションデザインを形に!個性豊かな作品が日々生まれています。